新しいファッションに挑戦しようと思うとき、なぜか胸のあたりがザワっとしたり、気持ちが重たくなったりしませんか?
「人に何か言われるんじゃないか…」
「おしゃれな服なんて着たら、浮いてしまいそうで恥ずかしい」
「うまく言えないけれど、自分がおしゃれをすることに抵抗がある」
「好きな服が私に似合わないんじゃないかと不安になる」
こうした気持ちは決して“あなたの弱さ”でも“センスのなさ”でもありません。
実はこれは、あなたの心にまだ処理されていない小さな通知のようなもの。
何かがまだ説明されていない。
何かがまだ決着していない。
ただそれだけなんです。
この“未処理のお知らせ”をそのままにしていると、心の画面にポップアップのように不安が増えていくように感じます。
感情 → 意味づけ → 行動 の順番で、自分を整える

不安や恥ずかしさを消そうとする必要はありません。
むしろ、その感情を 「扱える形に整える」 ことが大切です。
そのための順番が、
1. 感情に名前をつける
2. その感情がどんな意味づけから生まれているか観察する
3. 意味づけを少しだけ書き換え、小さな行動につなげる
という流れ。
例えば、
「恥ずかしい」は、「今までと違う自分を見せるのが怖いだけかも」と気づく。
「似合わない気がする」は、「慣れていないから違和感があるだけかも」と言い換えてみる。
そうすると、急に大きく変わらなくても、“今日の自分にちょっと似合う服”をひとつ選んでみるという小さな行動につながります。
可愛い服が“似合うかどうか”よりも大切なこと

よく、「可愛い服が似合う気がしなくて…」「本当はジャケットとデニムをカッコよく着てみたいんです」など
「好きなファッション・憧れのファッションをしてみたい」と、相談されます。
みんな好きな服を自由に着たらいいと思います。
でも、似合ってるかどうか自信が持てないと、不安ですよね。
・客観的に見て似合っているか知りたい
・自分が可愛い服(カッコいい服)を着るならどの程度までいけるか知りたい
そんな人は、パーソナルカラー診断やショッピング同行にお越しください。
一緒に似合う服を見つけましょう。
また、ショッピング同行で買った服は、特別な時ではなく、普段からどんどん着てもらいたいです。
小さな一歩を積み重ねるほど、違和感は薄れ、
「こういう私も、悪くないかも」と自然に思えるようになります。
ファッションを変えることは、ただ洋服を変えるだけではありません。
自分の感情と向き合い、意味づけを整え、小さな一歩を踏み出す心のプロセスです。
あなたが感じている不安や恥ずかしさは、
変わりたい気持ちを押しつぶすものではなく、
むしろ次のステップへ進むための“サイン”です。
今日のあなたが、ほんの少しだけ勇気を出して
「本当は好きな服」を手に取れますように。
その一歩が、未来のあなたの自然体の輝きにつながっていきます。



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