先日ショッピング同行を受けてくださったお客様のお話です。
そのお客様は、自分で事業を立ち上げたところです。ある時、知り合いの紹介でテレビ局でプレゼンすることになりました。
せっかくのチャンスを活かしたいと、いそいそと出かけて行きました。
打ち合わせには、他の女性も数人招かれていました。みんな芸能人でもないのに、シュッとして、おしゃれな服装をしていました。
それを見た途端、自分のことが、なんだか野暮ったく思えてきました。プレゼンの内容に自信はあったのに、いたたまれないような気持ちになったそうです。
彼女が着ている服はどれも高級品でした。でも、よく考えてみると、買ったのは随分前でした。若い頃に買った服はどれも気に入っていたはずでしたが、なんだか自分の年齢に相応しくないような気もしてきました。
「今の自分に似合う服がわからない」
そう思って、IrohaColorに来てくださいました。ちなみに、IrohaColorを選んだ理由は、「検索上位だった」「ショッピングのビフォーアフターの写真が現実的だった」からだそうです。
打ち合わせに彼女は、お洋服をクローゼットごと持ってきてくださいました。それらの服のデザインはほとんどが、今の彼女には幼く見えるものでした。
そう伝えると、少し悲しい顔をされました。「どれも気に入ってるんですけど・・・」
わたしは、基本的にみんな好きな服を着るといいと思っています。でも、自分で仕事をされている女性起業家や講師などは、仕事の時の服は「自分が好きか」よりも、「相手からどう見られるか」が大事です。
例えば、年齢より幼い服を着ている人と、年齢に合った服を着ている人とでは、後者の方がちゃんとした、信頼できる人に見えます。
仕事において信頼されるって、すごく大事なことですよね。
さらに彼女は、若い頃に比べてぽっちゃりしてきたのを気にされていました。また、「アシンメトリーみたいな服は苦手、コンサバが好き」と、おっしゃいました。
わたしはパーソナルカラー診断とパーソナルスタイル診断の結果と、お客様の見られたいイメージ、コンサバが好き、という言葉を参考にショッピングの下見をしました。
ショッピング同行当日、「まずは、○○に行きます」と、わたしが告げると、お客様は「そのブランドは、ちょっとイメージと違います」と、眉をひそめました。
「まあまあ、とりあえず着てみてください」
「そうですね・・・」
と、いうやりとりの後、お店に入り、販売員さんにカシュクールのワンピースを出していただきました。
すると彼女は、笑顔になりました。「それは好きです。こういうワンピースも置いているんですね」、と。
そのブランドはどちらかといえば、かっちりしたスーツのイメージが強いので、そういう服が出てくると思われたようです。
「このワンピースに、このジャケットを合わせましょう」と、ニットジャケットをお見せすると、「そのジャケットも好きです」、と、おっしゃられたので、早速試着していただきました。
そして、試着室から出てこられた彼女は、満面の笑顔で言いました。
「すごいー! 素的! 5キロは細く見えます! これ買います!!」
そのワンピースは痩せて見えるだけでなく、年齢にあった落ち着きや信頼感といったものを彼女に与えるものでした。「伝統的・コンサバ」という、彼女のお仕事で見られたいイメージに合わせてお選びしました。
その日、彼女は他にも満足する買い物ができました。そして「こんなにお買い物が楽しかったのは久しぶり」と、何度もおっしゃられました。
わたしは、似合うものを着て、試着室から出てこられる瞬間のお客様の笑顔が好きです。似合うとわかった瞬間の笑顔は、どなたもとても可愛らしいです。
今あなたが、服のセンスに自信がない、似合う服を着て安心して仕事がしたいと思っているのなら、ぜひパーソナルカラー診断とショッピング同行にいらしてください。あなたに似合う服は、わたしが見つけます。