最近、20代のお客様が増えています。
SNSでパーソナルカラー診断が流行っているから、そして、社会人になって、何を着ていいかわからないから、という理由が多いです。
仕事は好きだけど、今の仕事を一生続けるかはわからない。
休みの日は、漫画を読んだり録画したドラマを見たり、友達と買い物に行ったり、それなりに満喫してるけど、打ち込めるような趣味はない。
結婚願望は薄いけど、いつか結婚しなきゃいけないのかな?
社会人になりたての頃、わたしはそんなことを思っていました。そして、本の中に答えを求めたりしていました。
今日は、当時のわたしのような若い女性に勧めたい本をご紹介します。ちょっと古いものもありますが、図書館においてあると思います。
リーン・イン
アメリカの働く女性についての本です。
アメリカの女性は、やる気さえあれば自由にバリバリ働けるのかと思いきや、子育てでキャリアが中断されるとか、女性管理職の少なさなど、日本と同じような環境でびっくりしました。
「責任のあるポジションにつかないか」と、上司から言われて、男性はまず断らないけれど、女性は断る人が多いようです。
責任のあるポジションは確かに大変です。
でも、女性リーダーが増えることで、この先女性が働きやすい社会を作ることができます。
これは政治家なんかも同じで、世界各国では女性の首相もいるし、女性議員が議会の半数を占めていたりするのに、日本はまだまだ少ないですよね。
それを、あえて増やしましょう、というと、「女性優遇だ、男性差別だ」と、文句を言う人も出てきて、攻撃されるのが嫌で萎縮してしまう人も多いと思います。
今の日本は、いろんなことの過渡期ですよね。
これからどんなふうに働くのか、結婚出産後の働き方についてなど、上の世代の女性を見ても不安が拭えない人は、一度読んでみてください。元気になれます。
お金をかけずにシックなおしゃれ
おしゃれをしたいけれど、そんなにお金はかけられない、という人がほとんどだと思います。
だからと言って、ファストファッションばかり買っていると、服が増える一方で、しかもなんだかチープに見える・・・。
学生時代はそれで良かったけど、もう○○歳だから、ブランドものを買わなきゃいけないの?
そんなお悩みを持ってる人におすすめします。
チープシックとは、賢くお金を使い、おしゃれな自分のワードローブを作るための方法です。
コーディネートの本ではなく、おしゃれに対する考え方の本です。考えることが好きで、自分の好みを深掘りしていきたい人なら楽しく読めると思います。
我は、おばさん
「おばさん」と、呼ばれることに拒否感を感じる女性は多いと思います。
20代では、まだおばさんとは呼ばれてたくありませんよね。
では、30代なら? 40代になったら?
わたしは結婚したのが33歳で、その頃から「おばさん」を受け入れました。夫の姪っ子に一人称「おばちゃん」で話しかけたしね。(向こうは義妹の気遣いで「いろはさん」と呼んでくれる)
中年男性を「おじさん」、中年女性を「おばさん」と呼ぶ。それは若い男女を「お兄さん」「お姉さん」と呼ぶのと同じことなのに、「おばさん」という言葉には、たくさんの付属物がついてるように思いませんか?
それは昔流行した、「オバタリアン」(これは若い人はわからないかも)のような、図々しくて図太い中年女性の姿だったり、「若いのに何もせず、ぼんやりしてたら、あっという間におばさんよ」とか、「見た目に気を使わないでいると、おばさんになっちゃうよ」、的な忠告だったり。
この本は、様々な物語に出てくる「おばさん」を通して、「おじさん」と同じように、「おばさん」だってかっこいい人がいるのだ、という当たり前のことに気づかせてくれます。
「可愛いおばあちゃんになりたい」って、いう人は多いですが、まずその前に、「素敵なおばさん」を目指しましょうよ。
セルフケアの道具箱
若い頃、わたしはすごく緊張しいで、人前で話したり、初対面の人と会うことが苦手でした。
でも、ええ格好しいなので、それを悟られないように振る舞おうとして、ストレスを溜めていました。
そんな時に知ったのが「コーピング」と言うストレスケアの手法です。
緊張する場面に出会った時に、どうすればいいかの対処法などが紹介されていました。
その時に読んだ本はもう売られていないのですが、ストレスケアやセルフケアのいろんな技法を紹介しているのがこの本です。
全部やらなくてもいいし、中にはあなたに合う方法があると思います。
読んだら行動してみよう
今は情報が溢れている時代です。
本が好きな人はもちろんのこと、日頃インスタグラムやTwitterを見てる人なら、いろんなことを「知ってる」と、思います。
例えば、「寝る前にスマホは見ない方が熟睡できる」とか、「ダイエットには筋トレ」とか、「昼寝を15分したら効率が上がる」とか。
でも、そこで得た知識を行動に移したことはありますか?
昔から、「百聞は一見に如かず」という言葉がありますが、知識として知ってることと、体験として知ってることは大違いです。
そして、何かを学んでも、行動に移せる人は、10人に1人くらいだそうです。
なので、行動するだけで、周りの人より一歩先に進めます。
今回お勧めした本の内容でも、最近見聞きした知識でも、何か「いいな」と、思ったことがあれば、ぜひやってみてくださいね。
そこから世界が広がります。