あなたはメイクが好きですか?それとも嫌いですか?
大人の女性にとって、メイクとの付き合いは、「好きだからやる」「嫌いだからしない」の2択ではすまされない部分があるから厄介ですね。
たとえば、仕事柄メイクしないと注意されるとか、したくても敏感肌だからできないとか。
わたしは、長い間メイクは苦手でした。
OL時代はB.Bクリーム的なものとパウダー、それに口紅とチークくらいしか塗っていませんでした。
わたしは、目鼻立ちが小さい、いわゆる薄い顔立ちです。
実は、わたしのようなタイプは、しっかり塗らないと、なかなかメイクしているように見えません。
逆に、目鼻立ちがはっきりした、濃い顔立ちの人は、「ちょっとアイメイクをしただけで宝塚のスターみたいになってしまう」と、いうお悩みを持っています。
このことを知らなかったので、薄い顔に薄いメイクをして、周りからは「ナチュラルメイクやね」「今日すっぴん?」と、言われることが多かったです。
若い頃はそれでも、肌が綺麗でハリもあったので、薄化粧でもなんとかなっていましたが、30代後半からは、「メイクをしていないときちんと見えない」と、いうことが起こり始めました。
大人になると、どんなに童顔の人でもメイクがないと顔がぼやける、下がって見える、老け見えする、ということが起こります。
もちろん普段からお手入れバッチリで、たるみとは無縁の人は、すっぴんでも綺麗だと思いますが、そんなのは、ごく一部の人だけですよね。
今日は大人のナチュラルメイクについてお届けしたいと思います。
ナチュラルメイクについて
多くの女性はもちろん、男性にも人気なのがナチュラルメイクです。
まず、誤解しないで欲しいのが、ナチュラルメイクはナチュラル風のメイクであって、メイクをしないこととは違うということです。
肌の衰えが気になり始めたら、ツヤ感や透明感を出せるような下地やファンデを塗ります。この時に「塗ってます」感がなく素肌っぽく見せるように、色や質感にこだわります。
肌色にムラがある場合、コントロールカラーで均一にし、クマやシミはある程度隠します。
肌の血色がない人は、自然な血色を出すチークを塗ります。チークを塗ると顔がリフトアップして見える効果もあります。
まぶたが下がってきたら、ビューラーやマスカラで上にあげます。
眉毛はもちろん、ボサボサの場合は自然に美しく生えているかのように整え、足りない部分は描き足します。
これが、ナチュラルメイクです。
もちろん、メイクする土台が美しいことに越したことはありません。が、若い頃に比べてお肌が衰えてきた大人にこそ、ナチュラルメイクは必要だと思います。
ファンデーションについて
ファンデーションの色は首と顔の間に合わせます。
いろんなファンデーションがありますが、わたしはリキッドファンデーションがムラなく塗れるので好きです。
わたしが好きなファンデーションのブランド
CICCA
オイルファンデーションというジャンルですが、初心者でも塗りやすく、自然だけどツヤのある肌になれます。
カバーマーク
色数が豊富。独自のパーソナルカラー診断であるジャスミーカラーという診断をしてくれます(腕の色で見るので、一般的なパーソナルカラー診断とは異なります)。
ファンデの色で迷う人は一度行ってみましょう。
イプサ
イプサライザーという独自の機械で肌色を診断してくれます。これもパーソナルカラー診断とはちょっと違うけど、肌に合う色を機械で見るというのは面白いですね。イプサのファンデーションはアレルギーテスト済みのものが多く、わたしのようにやや敏感肌な人でも使えるものがあると思います。(アレルギーなど不安がある人はカウンターで相談してみてください)
mimc
石けんで落とせるミネラルコスメのブランドです。肌に負担が少なく、肌が弱い人にもおすすめです。(アレルギーなど不安がある人はカウンターで相談してみてください)
ファンデーションが苦手
ちなみに、ファンデーションが苦手な人は、ツヤ感のあるメイク下地(日焼け止め)とお粉でも大丈夫。大人に大事なのはツヤ感です。
口紅について
口紅に悩んでる女性は意外と多いです。たしかにお店に行くとたくさんありすぎて、結局どれを選べばいいのか迷いますね。
口紅も迷ったらツヤ重視で。
何色を選ぶ?
多くの人が、「ナチュラルに見せようと思って」、あるいは「無難だから」と、ベージュ系の色や、くすんだ色を選びたがります。
ですが、大人の女性に似合うのはあなたが思ってるよりも、一段階、鮮やかな色です。
口紅こそパーソナルカラーの知識が役に立ちます。
最近では、各メーカーが、パーソナルカラー診断に基づいて、「ブルーベース向け」「イエローベース向け」というようなラインナップで口紅を出しています。
カネボウのコフレドールは、今持ってる口紅にプラスすると、自分のパーソナルカラーの色に寄せることのできる口紅を出しています。便利。
また、パーソナルカラーのタイプ別に分けられてなくても、メイクカウンターの人が(BAさん)に聞くと、たいてい教えてもらえます。
口紅は1本だけ?
1本の口紅を毎日使うより、コーディネートや気分に合わせていろんな色をつけてみましょう。
チークについて
顔に血色が出ると若く見えます。
また、チークは頬をリフトアップして見せる効果があるので、塗らない手はないです。
だいたいどのメーカーも、3色は展開しています。
イエローベース向けのオレンジ系ピンク、ブルーベース向けの青みピンク、どちらにも使えそうな間の色(ニュートラルベース)です。
自分がイエローベースかブルーベースかわからない場合、真ん中の色味を使うといいですね。
アイシャドウ
ナチュラルメイクのアイシャドウの役割は、目元に堀りを作り、顔に凹凸感を出すことです。
そのために選ばれるのが、茶系のアイシャドウ。
イエローベースさんは、ベージュ〜茶系のパレットはたいてい似合います。問題はブルーベースさん。
ブルーベースさんは、赤みブラウンや、グレー系のブラウンを選びましょう。(写真はブルベさん向け)
自分がイエローベースかブルーベースかわからない人や、迷った時は、自分の目の色に合わせてみてください。
日本人はみんな目が黒いと思いきや、実は茶色い人が多いです。その茶色にも、いろんな色があります。一度鏡でじっくり自分の目を観察してみてください。
ビューラーについて
ビューラーの選び方
実は、ビューラーは、目のカーブに合わせて選びます。
目が丸い人と、切れ長の人とでは目のカーブが違うと思いませんか? 今使ってるビューラーが、イマイチ合わない、まぶたを挟んでしまって痛い、という場合、見直してみましょう。
ビューラーのゴム
ビューラーにゴムがついてるのを知っていますか?(ついてないタイプもあります)
このゴムは劣化します。劣化していると、きちんとまつげを挟んで上げることができません。ゴムは取り替え用をお店で売っていますよ。
ホットビューラー
ビューラーで挟んでも、すぐにカールが取れる人はホットビューラーを使ってみましょう。簡単にカール付けすることができます。
眉について
眉には時代が現れる
去年までは太眉がブームでしたが、今年は少しずつ細めに戻ってきています。
眉が昔のままだと、「時代が止まった人」に見えてしまうので注意が必要です。
目のラインと眉は平行に
基本的に、眉は目の上のラインと平行に描くと違和感がありません。
「吊り眉」は、怒ってる風に、「下がり眉」は困ってるように、短い「まろ眉」は幸薄く見えます。
あなたの眉は大丈夫?
眉毛の相談を気軽にできるのが美容院です。カットに行ったついでに聞いてみましょう。
眉毛専門サロンで整えてもらうのもおすすめです。
ナチュラルメイクで地味になる人
私のようにマイルドで平面的な目鼻立ちの人は、ナチュラルメイクだと地味になります。
そういう人の場合、目元に色を使うと印象ががらっと変わります。
なぜなら、人の顔の中で第一印象を左右するのは目だからです。
そして、目はあなたの心を映し出します。なので、アイメイクにポイントを置くとあなたの気持ちが伝わるメイクになります。
派手なのが苦手・優しく見せたい人は、寒色よりも暖色系のパレットが使いやすいです。
キリッと見せたい場合は寒色系がおすすめです。
色が好きな人は、お洋服に合わせて楽しんでみてください。
たとえばベージュやカーキ系のコーディネートのときは、アイシャドウにもゴールドやカーキを使う。
グレー系のコーディネートなら、パープルやシルバーのラメ。
肌なじみのいい色を選んでくださいね。
大人におすすめ、メイクが好きになる本
メイクはただの魔法じゃないの
メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ プチキス(1) ベースメイク編 (Kissコミックス) | 六多いくみ | 女性マンガ | 本 | Amazon
Amazonで六多いくみの{ProductTitle}。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
もとBAの漫画家さんが描いてるだけあって、詳しい!
メイク初心者向けの漫画ですが、大人のメイクの見直しにも。漫画なので読みやすい点もおすすめです。
日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト
日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書 | 小西 さやか, 日本化粧品検定協会 |本 | 通販 | Amazon
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メイクというよりは、肌のことから見直したい人向け。学校で教えてもらえない肌と基礎化粧品の基礎知識が学べます
だから私はメイクする
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ハウツーものでなく読み物。いろんな職業の女性…であり、いろんなジャンルのオタクが、メイクについて語っている一冊です。すごく熱量があって面白い。
美容は自尊心の筋トレ
美容は自尊心の筋トレさよなら自虐――「呪いの言葉」を解きほぐす心の筋トレ10か条 モテようとも若返ろうとも、綺麗になろうとも書いていない、化粧品もちょっぴりしか載っていない美容本ができました ――“反骨の美容ライター”が…
美容ライターさんがメイクや美容の心構えについて書いた本です。メイクが苦手な人の中には、「美容ライター」というだけで、殿上人のように自分と関係ない世界の人だと思われる人もいるかもしれません。
でも、「メイクしてなきゃ女失格!」
みたいなことは一切書いていません。
タイトルなある通り、女性の自尊心を育てるために美容のできることが、ていねいに書いてあります。
わたしも、美容もファッションも、女性の自尊心や自信を高めるための役割が大きいと思っています。
メイクが苦手な人にこそ読んでもらいたいです。
かつてメイクが苦手だったわたしが思ってたこと
メイクはお金がかかる
今はプチプラでもいいものがあるし、歳をとるほど費用対効果で考えるとした方がいいです。
たとえ高いアイシャドウやチークを買っても、ぜんぜん減らないから安心して買いましょう。
メイクは器用じゃないとできない
そこまで厳密な器用さは求められないし、特にここ最近は「抜け感」重視なので、たとえばアイシャドウは1色だけを指で取って塗るみたいなラフさでもOK。
あと、いいブラシを買うといろんなことが解決します。
色選びがわからない
パーソナルカラー診断を受けましょう。
メイクカウンターが怖い
「あれもこれも買わされそう」
「一度座ると買うまで帰してもらえなさそう」
そう思ってた時代もありました。が、今は、どこのカウンターも接客がさらっとしています。
タッチアップしてもらって、買わずに帰っても大丈夫。いくつか見比べたいとか、時間をおいて肌の変化を見たいとか、色々ありますよね。言えばわかってもらえます。
特に国産メーカーの接客は優しいと感じます。平日の午前中だと時間に余裕があるので、じっくり接客してもらえておすすめです。
ショッピング同行でメイクカウンターもご一緒します。
メイクなしでは外に出られなくなる
メイクが上達すればするほど、素顔とメイクの顔がかけ離れてしまい、メイクなしで近所に行くことも躊躇するようになる・・・。
実際わたしの住んでいる宝塚は美意識の高いマダムが多いのか、「今日はすっぴんだから、サングラスとマスクでこそこそスーパーに行ってきたの」なんてセリフを聞きます。
「いやいや奥さん。芸能人でもないのに、気にしすぎー」と、思う反面、「わかる」とも思う。
わたしは、おしゃれする日はそれに合わせてメイクをしたいし、休日犬とカフェに行くときは最低限のメイクでいいと思ってるし、家ではノーメイクでいたい。
すっぴんだからって、誰に迷惑かけるわけでもないですよね。「すっぴんのわたし」も「メイクしたわたし」も、同じくらい好きでいたい。
どうせなら、メイクもファッションも楽しみたい
「あなた、メイクぜんぜんしてないみたいに見えるわよ」
数年前に、パーソナルスタイルの学校で、先生に言われた言葉です。
当時のわたしは、べつにメイクをしてないわけじゃありませんでしたが、前述のとおり、薄い顔に薄いメイクをしていたので、側から見たらメイクしてなく見えたようです。
「そのメイクじゃきちんとして見えない」
はっきり言われて、「ガーン!」と、なりました。
これからファッションサービスの仕事をするのに、きちんとして見えないと、お客様から信頼されません。
正直メイクは苦手でした。できればあんまりしたくない。でも、いつまでも苦手じゃいられないこともわかっていました。
「今やらなきゃいつやるんだ」
そう思って、メイクを見直すことにしました。
まず、前から気になっていた人気のメイクレッスンに予約を入れました。
それから、B.Bクリームしか塗っていなかったので、デパートの化粧品カウンターを巡って、下地とコントロールカラー、ファンデーションを揃えました。
それまでのわたしは、やや敏感肌だったこともあって、あまりファンデーションなどを塗りたくりたくなかったんです。
でも、調べてみると、わたし程度の敏感肌なら、使えるファンデーションがたくさんありました。
上に乗せるチークや口紅はメイクレッスンを受けてから買おうと思ったので、変えずにいました。
それでも次の授業のときに、「メイク変えたのね。その方がいいわよ」と、先生から言われたのです。
「肌って大事なんだなあ」と、思った出来事でした。
わたしは若い頃は肌が綺麗だったので、ついついそのイメージでいました。が、年齢とともに肌も変わってきていました。
自分ではなかなか気付かないことですね。
そのあとメイクレッスンにも行って、さらに必要なものをあれこれ揃えました。
メイクレッスンは、それまでも行ったことがあったんだけど、結局すぐ忘れて自己流に戻ってたんですよね。
教えてもらうと、「少しのことなのにぜんぜん違う」と、いうことがたくさんあって、やっぱり定期的に行く必要があると思いました。それで昨年は、7回コースになってるメイクレッスンに通いました。
月に2回のレッスンだと、復習しますし、次の回で先生にメイクのやり方をチェックしてもらえます。
そこで、「なりたい顔のイメージ」から、「アイシャドウを塗る意味」や「正しいシャドウの入れ方」などを教えてもらい、やっとメイクが楽しくなりました。
メイクもファッションも、どうせ着なきゃいけない、塗らなきゃいけないなら、義務感で仕方なくやるより、少しでも楽しみたいと思いませんか?
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