診断やショッピング同行に来られたお客様に、「お好きなファッションはありますか?」と、尋ねると、「シンプルでカジュアルな感じ」と、答えられる人が多いです。
シンプルカジュアルやシンプルシックのような、「飾らないのにおしゃれ」というスタイルは人気ですね。
わたしもシンプルなファッションが好きです。
10代の頃シスターという雑誌が好きだったんですけど、毎号のように「シンプルな白シャツとジーンズのスタイルが一番おしゃれ」だと書かれていました。わたしのファッションのルーツはそこにあります。
でも、大人になって感じるのがシンプルの難しさ。
「シンプルでおしゃれ」なことと、「地味なおばさん」は、紙一重かもしれません。
シンプル・カジュアルが似合うのはこんな人
オーラがある
「いきなりオーラ?」って、感じかもしれませんが、そこにいるだけで存在感がある人っていますよね。迫力があるとか、個性的であるとか。そういう人はシンプルなファッションでも、個性的なファッションでも似合います。
目鼻立ちが立体的
はっきりした顔立ちの人は、顔の印象が強くなるので、シンプルなファッションが似合います。エレガント系よりは、ハンサム系の顔立ちのほうが、より、その傾向が強くなります。
骨格が立体的
洋服はその名のとおり、西洋の服です。西洋の服はダーツやギャザーが入って立体的。一方で日本の服(着物)は平面的です。
これは、もともとの体型の違いからきています。
つまり、着物が似合う人はあまり体に凹凸感がない人で、洋服が似合う人は骨格がしっかりしていたり、凹凸感がある人です。
身体が骨っぽい
柔らかくて丸い身体に比べて、骨っぽく角ばった身体は、男性的、メンズ感があります。
カジュアルスタイルというのは、女性的というよりは男性的なスタイルです。(女性的なスタイルの代表はエレガントスタイルです)
ですので、身体のラインが骨っぽい人は、そうでない人よりカジュアルが似合います。
シンプルスタイルを地味にしないために
似合う色を使う
地味で無難な感じを避けたいなら、似合う色を身に付けるのがいちばん。特にトップスに似合う色を着るのが効果的です。
似合う素材を選ぶ
たとえばリネン素材でも、光沢感があるリネンと、素朴なリネンとでは似合うかどうかで印象が変わります。
ぜひ似合う素材を選んでください。
メイクやヘアスタイルで顔周りの立体感を出す
顔や頭に立体感があればシンプルが似合います。と、いうことは、メイクやヘアスタイルで立体感を足せばOKです。
特に、眉毛が薄かったり、極端な困り眉でシンプルな服だと幸薄そうに見える場合があるので気をつけましょう。
小物使いを極める
小物の色使いがおしゃれだったり、個性的で似合っていると、シンプルな服を「あえて選んでいる」風に見せることができます。
シンプルファッション好きは、小物使いを極めましょう。
カジュアルを手抜きに見せない
ラフでカジュアルなファッションは、気楽に着られる反面、どうしても手を抜いたように見られがちです。
何気ない日常でも、くたびれた服やだらしなく見える服を着るのはやめましょう。
似合う白シャツを探す
あなたは、似合う白シャツを持っていますか?
白シャツといっても様々です。
真っ白が似合う人、生成り色が似合う人。麻素材のゆったりしたシルエットが似合う人、しゃっきりした綿素材のフィット感があるものが似合う人。
ぜひ、ベストな1枚を探しましょう。
似合うパンツを探す
カジュアルといえば、パンツスタイルが欠かせない、という人は、自分に似合うパンツのシルエットを極めてください。
テーパードがいいのか、ガウチョがいいのか、スキニーがいいのか。
似合うパンツを履くと、印象がぐっと垢抜けます。
パーカーでなくジャケット
パーカーでなくジャケットを羽織るだけで、大人のカジュアルスタイル、いわゆるスマートカジュアルに変わります。
スマートカジュアルだと、出かけられる範囲がぐっと広がります。
スニーカーでなくスリッポンやバレエシューズ
デニムを履くときは特に、スニーカーでなく、他の靴を履いてみましょう。
夏なら甲の部分が広く空いているサンダルにすると抜け感が出ます。
メンズっぽい革の紐履もおすすめです。
シンプル・カジュアルを極める
もしあなたがシンプルスタイルやカジュアルスタイルが好きなら、そのスタイルを極めましょう。
「なんとなく」着るより、好きだから着ているという気持ちがあれば、それがあなたのスタイルになります。
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