あなたは、洋服を買うとき、どんなことを考えて選びますか?
先日、ショッピング同行を申し込まれたお客様は、ヒアリングの時に「高くてもいいので、長く着られる服が欲しい」と、おっしゃいました。
長く着られる服って、どんな服だと思いますか?
服に一生ものはない
最近はあまり聞かないけれど、昔はファッション雑誌を読むと「一生もの」というコピーをよく見かけました。たいてい、ブランドもののバッグやコートなど高価なもの、あるいは、シャツやデニムなどベーシックアイテムに使われるキャッチコピーです。
確かに高級な素材でできたコートやバッグは、長く使えるかもしれません。でも、使ううちに劣化するので、一生は無理かな・・・?と、思いませんか。
それに、ファッションにはトレンドがあり、シルエットが時代によって変わるので、ある時期を過ぎると高価なものでも古臭く見えたりします。
例えばグッチの「バンブーリュック」みたいな時代を象徴するアイコンバッグは、今見ると、「あー。昔流行ったなあ」って感じになりますよね。
もちろん、エルメスのバーキンなんかは一生使えるかもしれませんが、そもそも、バーキンを買える人って、そんなにたくさんはいませんよね。
シャツやデニムは、「ベーシックですよ」と、言いながら、シルエットが変わります。
私が大学に入学した頃は、まだバブルの名残でシャツやブラウスって、タイトなシルエットで、肩パッドが入ってたんですよ。襟は開襟が流行ってました。でも、卒業する頃には肩パッドはなくなり、襟元でリボンを結ぶタイプのブラウスが流行ってました。
今では、オフィスで着るシャツやブラウスもピタピタよりは、ややゆったり目の方が主流です。
デニムは、それこそスキニーだったり、幅が広くなったり、ハイウエストになったり、裾がほつれてたり、膝に穴が空いていたり・・・と、めっちゃトレンドに左右されます。一時、やたらに穴が空いてて「普通のジーンズが欲しい」と、思ったりしました。(最近は空いてない)
「ある程度長く着られる服」はあっても、一生ものはないと思っていいと思います。
長く着られる服とは
あなたが長く着てる服ってどんな服ですか?
わたしが思うに、長く着る服は「好きな服」です。
似合わなかったとか、可愛すぎたとか、自分らしくない服、着心地の悪い服は、痛んでなかったとしても、数年経つと、「もういいや」って処分しませんか?
一方で、「似合う」って褒められたり、色や形が好きだっりする服は、多少傷んでも、「もうちょっと着られないかな」と、思いませんか?
よく、「ベーシックな服は長く着られる」と、言います。
確かに、色や形がベーシックな方が飽きないし、他の服と組み合わせやすいです。
でも、たとえベーシックじゃないデザインの入った服であっても、好きな服なら長く着られると思います。
なので、「長く着る服が欲しい」人は、自分がどんな服が好きか、これまで自分が着てきた服を、一度振り返ってみると良いと思います。
特に「買ったけど着なかった服」からは、あなたの本音がわかります。
自分のベーシックを作りたいという人は、ショッピング同行でもパーソナルカラー診断でも、ピンときた方にお申し込みください。
分析好きな人はパーソナルカラー診断が、とにかくいろいろ着て実感したい人はショッピング同行がおすすめです