前回、若い人向けのおすすめの本を紹介したところ、「大人は何を読んだらいい?」と、LINEでご質問をいただいたので、大人向けバージョンを紹介します。
お忙しい人が多いと思うので、気軽に読めるものを集めてみました。
自分の機嫌は「色」でとる
色に関する本ですが、ファッションではなく「心に効く色」について書かれています。
わたし達の周りには、色が溢れています。だから、今目の前に映っている、半径5mの空間で、色を楽しみましょうという内容です。
やる気をアップしたい日は、赤、元気がない日はオレンジ。
どんな気分の時に、どの色が効果があるか、かわいいイラストで具体的に書かれていますので、パーソナルカラー診断で色に興味を持った人は、読んでみると新しい発見があると思います。
もう、あかんわ日記
生きていると、「もうあかんわ」と、いうことがありますよね。
この日記は、岸田奈美さんの「もうあかん」という日常が、これでもかと、詰め込まれています。
父は若い頃に他界、母は車椅子ユーザー、弟はダウン症。
そんな環境で暮らす中、この春お母さんの生死をかけた大手術が決定。同居の祖母は日に日に物忘れが激しくなり、家の中はカオス・・・と、いう非常の重い内容で、ご本人も泣きながら日記を書いた日もあったかと思います。
でも、面白いんですよ。どんな内容でも明るく面白く書けてしまうことが、岸田さんの才能なんだと思います。暗闇の中に光を見出せるというか。
元気になれる一冊です。
世界で一番やさしい資料作りの教科書
「資料作り? わたしには関係ないかな」と、思った、そこのあなた。
この本は、資料作りと見せかけた、コミュニケーションの本なんです。見栄えのいいプレゼンの作り方は、むしろ書かれていません。
上司やお客様に、自分の言いたいことがちゃんと伝わらない。後輩の指導に悩んでいる、そんな人は読んでみてください。
伝えたいことをズバッと伝える方法、分かり合えない人との溝をどうやって埋めるのか、ということのヒントが書かれています。
会話分が多いので読みやすいです。