あなたは、「おしゃれになりたい!」と、思ったことはありませんか?
でも、「おしゃれになりたいけど、いまさら…」とか、「おしゃれに興味はあるけど、忙しくて…」と、立ち止まっている人も多いと思います。
おしゃれは何歳からでもできます。そして、おしゃれをするのにセンスや特別な才能はいりません。誰かの許可がもいりません。
おしゃれとは、自分自身を尊重し、あなたの身の回りの人、家族や友達、職場の人やお客様をもてなす行為です。
ファッション関係の仕事をしていなくても、小さなお子さんがいても、ただの主婦でも、誰でもおしゃれを楽しみましょう。
あなたの好きなものを知る
まず、大事なのはあなたが何が好きなのか、ということです。
たとえば、かっちりした感じよりも、ラフでカジュアルな服が好きだとか、フェミニンなスカートスタイルが一番落ち着くだとか、人によって「好きな服」は違います。
また、テレビや雑誌を見ていて、「いつも無難な服を選んでしまうけれど、本当はあんな服が着たいなあ」なんて思ったことはありませんか?
色についても「青が好き」、「ピンクが好き」、「黒が好き」、と、人それぞれ違いますよね。
似合うかどうかは別にして、あなたはどんな服や小物、ファッションタイプにときめきますか?
どんな場所でその服を着たいですか?
ぜひノートに書き出してみてください。
好きなものがわからない人のために
好きなものがわからないという人におすすめなのが「ピンタレスト」というアプリです。
このアプリは、自分の好きな写真を収集できるものです。
使い方は簡単。まず、キーワード検索で「ワンピース」とか、「40代ファッション」というようなキーワードを入れます。
そうすると写真が表示されるので、好きなものを選んで保存するだけです。
ある程度集めていくと、色、シルエット、ファッションタイプなど、あなたの好きなものが見えてくるはずです。
センスを磨く
「センスがないんです」と、おっしゃる人は非常に多いです。
センスというのは人それぞれ持っている感覚なので、本当はみなさん、センスがないということはありません。
でも自分のセンスに自信がない人は、自信となる根拠を身につけるといいですね。
「ファッションセンスがいいね」と、褒められる理由は、概ね「似合う服を着ている」ということです。
似合うというのは、あなたの顔や身体と、あなたが着ている服の色や形が調和しているということです。
似合う服を知るのに大事なのは自分を知ること。なので、センスに自信がない人は、まず、自分のことを分析してみてください。
似合うものは顔立ちや体型で決まる
たとえば、かわいいお顔立ちの人はかわいいものが、かっこいいお顔立ちの人はかっこいいものが似合います。
安達祐実さんと柴咲コウさんとでは、似合う服が違いますよね。
もし、お2人が同じパーティーに参加されても、絶対にドレスはかぶらないと思います。
あなたは童顔ですか? それとも昔から大人っぽいと言われてきましたか?
また、自分の身体の中で気に入ってる点・カバーしたい点をあげてみましょう。
ウエストが細いならウエストがくびれた服を着た方が長所が活かせます。
足が太いのが気になるのなら、足を見せない、足から視線をそらすなど、コンプレックスをカバーする服を着た方がいいですね。
自分で自分のことがよくわからない人は、家族や友達、お店の人に聞いてみましょう。
「手が綺麗」だとか、「足首細いよね」「ピンクがお似合いです」など、思ってもみなかったポイントを褒められるかもしれません。
もちろん、パーソナルカラー診断やパーソナルスタイル診断を受けてみるのもおすすめです。
プロから的確なアドバイスを得られると、おしゃれが楽しくなりますよ。
配色の方法を知る
色の組み合わせがわからないから、モノトーンばかり着ているという人もいますね。
ファッションで大事なのは配色です。
たとえば、青系で統一する、茶系で統一するというように、近い色の組み合わせはまとまりがいいです。
また、上の色の輪の向かい同士にある色同士で組み合わせるとメリハリ感が出ます。この写真でいえば、黄色と青です。
この写真のように、靴やバッグまで全体で、色を3色までに抑えるとすっきりとおしゃれに見えます。
柄物を着る時、柄から色を取ってコーディネートするとまとまります。
配色を知りたいならネットや本で調べてみましょう。基本を知って、あとはファッション雑誌や広告、絵画などいろんなところで、色がどんな風に使われているか意識して見てみると、とても勉強になります。
カラーリスト養成講座の3級では基本的な色の知識が学べるのでおすすめです。
センスのいい人から学ぶ
お友達でもSNSの中の人でも、「この人センスがいいなあ」と、あこがれる人はいませんか?
もしいたら、その人の装いを見て参考にしましょう。
手持ちの服で、憧れの人と同じようにコーディネートしてみる、同じブランドの服を着てみるなど、最初はマネから入ってもいいと思います。(相手が友人知人の場合、全く同じ服を買うのは微妙に思われるのでそこは気をつけましょう)
相手があなたとお顔立ちや背格好が似たタイプだとより参考になります。
トレンドを知る
大人はトレンドを追いかける必要はないと思います。でも、トレンドのもので、自分の似合うものは積極的に取り入れてみてください。
いくら気に入っていたとしても全身10年以上前の服を着ていると「時が止まった人」に見えます。
インスタグラムをチェックしたり、ウインドウショッピングをして、適度に流行を把握しておきましょう。
どう見られたいかを知る
あなたの好きなものや似合うものが見つかったら、最後に「人からどう見られたいか」を考えましょう。
「上品で優しい人に見られたい」場合と、「キビキビしてて颯爽と仕事をする人に見られたい」場合とでは、ファッションイメージが異なります。
「上品」がキーワードなら、原色よりも水色やラベンダー色のようなパステルカラー。明るいグレーや明るいベージュ。ジーパンよりも丈の長いスカート。大きなトートバッグではなく、革製の小さなハンドバッグ…、というようにイメージできます。
あなたはどんな時にどんな風に見られたいですか? そのために何を着ますか?
連想ゲームのように、どんどんとイメージを膨らませてみてください。
ここでもピンタレストが役に立ちますし、イメージにあったモデルさんが載っている雑誌を買ってみるのもいいと思います。
どう見られたいかが決まったら、服を買う時はもちろん、美容院やコスメカウンターでも、「こんな風に見られたいです」と、相談してみましょう。ファッションはトータルなので、服だけでなく、髪型やメイクも同じコンセプトで統一するとおしゃれに見えます。
買うのは最後
「おしゃれになりたいから」と、やみくもに服を買っても、なかなかおしゃれにはなりません。
まずは、自分のスタイルを決めてから、買い物に行きましょう。
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