こんにちは、いろはです。
これから起業しようという人や、お教室の先生などがパーソナルカラー診断やショッピング同行にいらっしゃることが増えました。
とりあえずうコロナが落ち着いて(今また増えてる?)、みんな動きたい気分なんでしょうね。
さて、わたしがこのお仕事を始めた頃は、「売れたら、いろはさんに洋服を選んでもらいたいです!」と、いう人が多かったです。
その度に、「売れたいなら、服装を変えるのは今ですよ」と、いうようなことを、呟いてました(笑)
真面目な人ほど、「おしゃれ(自分にお金をかけること)は最後」と、思ってる風でした。
でも、最近は、起業時に服装を整えることが一般的になりました。
なぜなら、インスタが集客の主流になったからです。
特にお教室の先生は、コロナ前までは、「自分のお住まいの地域の人」が主な生徒さんだったと思います。
でも、コロナでオンラインが当たり前になってからは、日本中、いえ、世界中からレッスンを受けてもらえるようになりましたね。
たとえば、わたしは短歌を習ってます。先生は大阪の人ですけれど、オンラインなので、東京や長野など各地から受講している人がいます。
また、わたし自身、アメリカにお住まいの人にオンラインでファッションのアドバイスをしたこともあります。
そんな風に、生徒さんになるかもしれない人の数は確実に増えました。
でも、同時に、世界中の先生の中から、自分を見つけてもらわなければならなくなりました。
そのために、インスタグラムで集客している人は、アイコンを自分の顔にしたり、フィードで顔出ししたたり、インスタライブをしたり、ということをされています。
うまくいってるお教室の先生、フォロワーさんが多い先生のアカウントで、顔出ししてない人っていませんよね。
起業初心者さんにとって、「顔を出す」ということは、すごくハードル高いですよね。わかります。
でも、今の時代、お教室業やサロン業で、顔を出していないのにオンラインで集客できることって、まずないと思ってください。
そして、「顔出し」というのは、ちょっと遠くから撮影したような、顔立ちがわかるようなわからないような写真を使うことではありません。
「あなたがどんな人か」が、ひと目で伝わる写真を使わないと意味ないです。
なぜブランディングが必要なの?
その際に大事なのがブランディングであり、ファッションです。
たとえば、オンラインで料理を教えている先生にとって、ライバルは誰だと思いますか?
大手の料理教室?
同じようにオンラインで教えている先生?
レシピ本やユーチューブ?
答えは、全部ですよね。
しかも、「お料理を習いたい人」と、いうのは、いい先生との出会いがあれば、それがお菓子教室や薬膳教室であっても、そちらに流れてしまう可能性があります。
もっと言えば、「生活に新しい風を入れたくて、料理を習いたい」と、思ってる人なら、「新しい風」がヨガでもハンドメイドでもいいのかもしれません。
「料理を習おうと思ってたけど、お友だちに誘われたヨガ教室に通うことになった」みたいなことも、珍しくありませんよね。
だいたいみんな、習い事にかけられる時間も予算も決まってるので、ヨガと料理教室と同時に通い始める、ということは、なかなかありません。
と、いうことは、本当にたくさんのサービスや習い事の中から、あなたを選んでもらえるような仕組みが必要です。
SNSで、「他の先生たちと、あなたとの違い」を、ひと目で伝えて、理想の生徒さんに出会う。
そのために必要なのがブランディングであり、ファッションです。
コンセプトが決まらないとファッションは決まらない
以前のブログにも書いたとおり、ファッションで大事なのは、「どうなりたいか」と、いうコンセプトです。
お教室のブランディングの場合、「どんな教室で、どんな生徒さんに集まってもらいたいか」と、いうことです。
「誰でもいいから来てほしい」なんて、思ってる人はいませんよね。
たとえば、お料理教室の場合。
・外国の家庭料理のレシピを取り入れて献立のマンネリ化を防ぎたい
・本格的な和食を習いたい
・子どもに健康的な食事を美味しく食べてもらいたい
・料理初心者なので簡単な献立を教えてもらいたい
こんな風に、生徒さんの求めてることは違います。
その中で、あなたが役に立てる相手は誰でしょう。フランス料理を教えているところに、中華料理を習いたい人が来ても困っちゃいますよね。
忙しいワーママさんなら、「帰宅して30分で3品作れる」みたいなことを求めてるし、趣味的に楽しみたい人にとっては「本格フレンチを、休日に作って家族や友だちに振る舞う」みたいなことがしたいわけです。
そして、ワーママ向けの料理教室なら、先生像は「ベテラン主婦」や「小学生2人のママ」「普通のマンションのキッチンで工夫して効率的に調理」のような属性が親近感や共感を得られます。
一方で、本格フレンチ教室なら、そんな属性よりも、「ミシュラン掲載のフレンチレストランで5年勤務」「自宅とは思えない本格的でおしゃれなキッチン」とか「フランス中を巡ってグルメ旅をしました」みたいな経歴の方がグッと来るわけです。
そうすると、求められるファッションも変わります。前者は「親近感」、後者は「憧れ」みたいな要素から膨らませていきます。
例として料理教室をあげましたが、あなたの教えたいと思ってるジャンルでも、いろんな生徒さんがいるはずです。
その中で、あなたの強みは何か。そして、どんな生徒さんにアピールしたいか、考えてくださいね。
あなたの外見的魅力を見つける
さて、ファッションが苦手な人の中には、「生徒さん像は決まったけれど、どんな服を着たらいいかわからない」と、いう人もいるかもしれません。
そんな人におすすめなのが、パーソナルカラー診断で客観的に似合うものを知ることです。
たとえば似合う色がわかると、その中から、あなたのブランドカラー(イメージカラー)を決めることもできます。
ブランドカラーは、インスタグラムのアイコンの写真やズームの背景などで繰り返し使用することで、あなたのイメージを、見ている人に伝えます。
また、似合う服は、あなたに自信を与えてくれます。
自信がなさそうな人に、何かをお願いしたいとは思いませんよね。
これからプロフィール写真を撮る人は、コンセプトにあった似合う服を着て写真を撮りましょう。
プロフィール写真はSNSのアイコンに使用するのはもちろん、名刺に入れてもしいですし、外部でセミナーをお願いされたときに、告知に載せてもらうためにも必要です。
特に、告知ページに数人で載る場合、あなたの写真だけが、その辺で撮ったスナップとかだったら、自分自身がガッカリしちゃうので、すごく大切です。
「人は見た目じゃ無い」と、いいますが、見た目で伝えられることもたくさんあります。
そして、SNSの世界では、まず興味を持ってもらえないことには、あなたの中身を見てもらうこともできません。
この夏、じっくりファッションについて考えて、秋には素敵なあなたになってください。